このページは、合志会(修猷館高校昭和54年3月卒同級生会)サイトの一部です。
六光星のかたち †
今回、合志会が総会担当学年となり準備していくなかで、六光星をデザインの中に取り入れる機会も多く、その描き方について迷うことがありましたので、これまでの理解の範囲で情報を掲載しておきます。
より詳細な情報、典拠、また間違いなどありましたら、こちら宛ご指摘いただければ幸です。(記載 きくち1979卒)
六光星の元々の形は・・・ †
- 正式にこれが原本というのがあるのではなく、星のとがった部分が60度よりやや鋭角になったものということのようです。原型と定められたものがなく、まちまちのものができあがるので、現同窓会事務局の波呂さんが、選び、同窓会事務室に掲示して最近の標準としているのがこちら。(典拠不明) しかし、原型がなく、また星の尖りは60度に近いことから、デザインしやすい星の尖り60度を使用していることが多いようです。波呂さんが監修されている前回の名簿表紙もデザイン重視で六光星のとがりは60度です。
- 六光星の記載で、より古いものということで、200周年記念菁莪特集号に、校章として掲載されいてるものがこちら。
六光星、200周年菁莪特集号 大サイズ
校章としての記載なのでよりどころにするにはいいかもしれません。角度を測ろうといろいろ詳細にみていたら、描画が正確でなく非対称です。もっとも徽章が制定された時代にはそれほど正確に描かれていなかったであろうことを考えるとこの程度の精度でいいのかもしれません。こちらの方がより尖っていて、館旗のに近いように感じますがどうでしょう。稜線部分の線幅分黒の部分が広めになっているため、星の中心部分の形に特徴があります。
- この形にこだわって担当の今井くんが作成してくれた名札シールがこちら。
印刷する場合、また濃淡を反転させる場合は・・・ †
- 最近の印刷物を見ると、デザインしやすいせいか、先端角60度ものが殆どです。印刷の際に問題になるのは影の付け方です。本来校章は立体的な物で、均質な表面の色ですが、平面にして描くために影を付けたり、枠線を引いたりすることになります。
- まず、白地に、星を着色で印刷の場合は殆ど例外なく、
着色の枠線に、このパターンの影の付け方となっています。
- づきに、着色地に、星を白で抜く印刷の場合、大方はこちら、
枠線は、白抜き、枠線と同色の影のつく面が入れ替わります。
この例にしたがっていないものも稀に見られます。しかし、同窓会の青法被追加注文の際に、この例にしたがっていなかったために作り直しになったということもあるようですから、やはりこちらが一般的ということでしょうか。
- 他に、星、地、共に着色の場合などもありますが、いずれにしろ、
「星の上に突き出した部分の右側が影に見えるパターン」
というのが、ほぼ標準と見なされているようです。
明度が同じ場合はどうするか? は、悩んでみてください・・・
参考 六光星の徽章の由来 (修猷館高校ホームページ参考) †
- 明治27(1894)12月 制帽をドイツ帽型に変え,幅広白線を加え,六光星の徽章を制定。
- 朱舜水の「楠公賛」の冒頭の句「日月麗乎天」より、日月と輝きを同じくする星の光に未来を荷う学生への希望を託したもの。北極星で、ゆるがぬ指針をこの星に仰ぐという意味がこめられているとも言われている。
参考 朱舜水の「楠公賛」 †