会員投稿: 2008年北京オリンピック観戦記 (その1)

2008/08/27

8月7日 男子サッカー予選 (対米国戦) in天津

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オリンピックを生で観られるなんて一生に一度あるかないかと
いうことに気が付き、当初はあまり・・・・だったサッカーも日本
国民として応援しにいくこととなりました。
中国当局から「横断幕、国旗、ナショナルチームとわかる
ジャージを集団で身にまとうことは禁止」という訳のわからん通達が
出ており、中国在住の日本人は真面目にこれを守っていました。
日本からのツアーで来たサポーターは日本代表のジャージを着ていました。
TVではこれが映っていたと思います。
しかし蓋を開ければ、米国人は星条旗をマントにして上半身裸で
トリコロールカラーをボディペインティングしてスタジアム内を集団で
走り回っていました。(中国の人達は大喝采)
つくずく日本人は○○正直な国民だと再認識しました。(僕を含めて)
試合の方は唯一勝てる可能性のある相手にもかかわらず、
日本選手の動きが悪いし、第一元気、覇気が全くと言っていいほど
感じられなかった。
米国の方がボールに対する執念が遥かに勝っていました。
素人の僕が見てもそれを強く感じました。
高温・多湿で不快指数高い環境の下で、勝敗は別として試合も
正にストレスの溜まる内容でした。
それにしてもここまで完全アウェーか!と言いたくなるほど中国の
人達は米国の応援をしていました。
米国が日本ゴールの前に攻めてくるとスタジアム全体が地響きのような
歓声。逆に日本が攻め入るとブーイング。 当初中国にとって日米どっちに
肩入れするのか興味ありましたがここまで露骨に敵意を出すとは・・・・
その場にいて体中からアドレナリンが沸々と湧いてくるのを禁じ得ませんでした。
こういう事実に、政治家、官僚はもっと真摯に正対しないと日本の未来は
ないぞと痛感しましたね。

またこの試合の後にオランダ対ナイジェリアの予選がありましたが、日米戦と
打って変わって、すばらしくスリリングなおもしろい試合でした。日米戦が
中学生と高校生の試合とするとこちらは正にプロの試合。
まずボールのスピード、身体のスピードが違う。速い!
パスも通るし、個人技もしごい、攻守の切り返しも速い!まず選手が
次にどうしようとしているのかが明確に伝わってくる。それに対して
日本は「おい、なんしようとや!」と思わず口から何度発したことか。
オランダ対ナイジェリアの試合、これがまさにサッカーの醍醐味
なのだと生サッカー初体験の僕でさえ魅了されました。
こんなのが相手なら一体何点取られるのだろうと正直心配になりました。

大橋 弘一
竹中(中国)建設工程有限公司
ローム天津工場2期(作)
お名前:
  • 大橋君の五輪観戦記を掲載しました. (→その1, →その2, →その3) -- 溝口 2008-08-29 (金) 07:36:52

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Last-modified: 2020-12-03 (木) 17:22:51 (1233d)
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